骨盤矯正を受けると体がダルくなる?

骨盤矯正を受けた後、腰がダルくなるという方も多くいらっしゃいます。

「症状が悪化したのでは?」と不安になって整体院に聞くと、
「骨盤が正常な位置に戻ったので、少しの間ダルさが出ることもありますが、効果が出ている証拠ですよ」
なんていう説明をされることもあります。

しかし、このダルさは骨盤とは全くの無関係です

施術を受けた後のダルさや痛みは、いわゆる「もみ返し」の状態です。

骨盤矯正では、骨盤周辺の筋肉をゆるめるために腰や足などのマッサージも行います。
マッサージの腕が未熟な場合は、力加減が強すぎて、筋肉を傷めてしまうのです。
その結果、筋肉痛のような痛みが表れたり、腰がダルくなったりするのです。

この もみ返しは、ふだんあまりマッサージを受けない人や、運動不足の人に表れやすい現象です。
つまり、筋肉に刺激を与えることに慣れていない人ですね。
骨盤が正常な位置に戻ったからダルくなるわけではありません。

「効果が出ている証拠」なんていう説明は、刺激量の調節ができない腕が未熟な整体師の言い訳にすぎません。

もしも骨盤矯正を受けてダルさや痛みを感じた場合は、安静を保ち、ゆっくりと体を休ませてあげてください。