骨盤がゆがむと左右の足の長さが変わる?

よく、両足の長さの違いで骨盤のゆがみを判断しますよね。

骨盤がゆがむと足の長さは変わるのでしょうか?

うつぶせに寝て、足を少し揺らし、両足の左右差を見る・・・
施術を終えて、再度図ると、左右差がなくなり、骨盤のゆがみが取れた!

実はこれ、測り方による、ごまかしのテクニックなのです。


仮に、A整体店で骨盤矯正を受け、すぐに他のB整体店に行ってみてください。

きっとこう言われるはずです。


「足の長さが違いますね。骨盤がゆがんでいます」


さっき骨盤矯正を受けたはずなのに、もうゆがんでいる・・・!?

いえいえ、違います。

人間の体は完全な左右対称ではありません。

内臓の位置も、顔のつくりも、多少の左右差はあってあたりまえなのです。

特に腕や脚は、利き腕・利き足や、スポーツ歴などによって、左右の発達に差があります。

テニスをやっていれば利き腕が長くなりますし、サッカーをやっていれば利き足が長くなります。

数ミリ程度の左右差があっても、もともと異常ではないのです。


生き物の体は、左右の非対象のバランスを取り合って成り立っているのですから、無理に左右を同じにそろえる必要はありません。
(側弯症など、生まれつきの骨の病気で左右差が表れる場合もありますが、それは骨盤矯正などで元に戻るものではありません)



「足の長さが違う」
「骨盤がゆがんでいる」


と言われると、お客さんは不安になりますよね?

「足の長さが違うと、体全体がゆがみ、様々な病気の原因になります!」
なんていうもっともらしい説明を受け、みんなそれを治すためにせっせと通うようになります。

こうしてみんな整体院に洗脳され、いいカモになってしまうわけです。

足の長さなど測り方によって変わります。
すべて整体師のさじ加減です。

整体師のパフォーマンスに騙されないようにしてください。